根管治療のバイオセラミック充填材とは?特徴・メリットをわかりやすく解説

「根管治療をしたのに痛みが引かない」「何度治療しても再発してしまう」——そんな経験をお持ちの方は少なくありません。当院のご案内では、根管治療では、歯の内部の細菌を徹底的に除去し、根管内部を隙間なく緊密に詰める「根管充填」が大切です。当院では、この根管充填に、MTAやバイオセラミックを使用しています。
MTAやバイオセラミックは、抗菌力が高く、体になじみが良い新しい薬剤です。この記事では、根管充填の考え方、当院が大切にしている治療のポイント、費用、どんな方に相談してほしいかを、わかりやすく解説します。
根管治療で「治らない」と感じていませんか?
根管治療は、むし歯が神経まで達した歯や、すでに神経が死んでしまった歯、他院で治療したが治っていない歯に対して行う治療です。歯の内部に細菌が繁殖すると、それが原因で、骨が溶けてしまいます。
当院には、「治療したにもかかわらず、噛んだときに痛みがある」「他院で治療をしたが痛みが取れず、原因がわからないと言われた」「3か月間治療が続いているけれど治らない」「膿を出しても再発する」といったご相談が寄せられます。
当院のご案内では、顕微鏡とラバーダムシートを用いて治療し、MTA材料を使用して根管充填を行えば、骨が再生できることも多いです。ただし、材料だけで結果が決まるわけではありません。この記事では、材料と、治療全体のポイントを、あわせて見ていきます。
そもそも根管充填とは何か?
根管充填の位置づけ
当院の根管治療の流れは、次のとおりです。
- 根管の中を清掃・消毒:ラバーダムというゴム製のシートを使い、唾液が歯の内部を汚染しないようにして、顕微鏡を見ながら、根管の内部の細菌や死んだ神経などの感染源を徹底的に除去します(1〜4回程度)
- 根管充填:根管内の感染源が取り除けたと判断したら、MTAやバイオセラミックを、根管内部に隙間なく緊密に詰めます。これらは抗菌力が高く、体になじみが良い新しい薬剤です
- 土台の装着:当院では、ファイバーを使った土台を入れることで、歯を割れにくくしています
- 仮歯で経過観察:骨内の膿が大きい場合は、仮歯で経過観察し、3か月後にCTを撮影します
- 被せ物の装着:被せ物を隙間や段差がなく精密に作ることが、再感染を防ぐうえで大切です
日本で根管治療の再発が多い理由(当院のご案内)
当院では、日本での根管治療の成功率は30〜50%と言われているとご案内しています。この理由として、次のようなことがあるとしています。
- 保険診療で設定された根管治療の料金では、時間をかけて治療すると採算性が取れないため、短時間でできる範囲で治療せざるを得ない
- 根管の形や長さは個人差が多いため、時間が必要
- 治療を成功させるには、専門的な技術や時間、様々な器具や、歯にとって最良な材料などが必要
- 日本の保険治療では、効果が高いのに、認可されていない材料が多い
MTA・バイオセラミックとは?当院での使い方
根管充填での使い方
当院では、根管内の感染源を取り除けたと判断したら、MTAやバイオセラミックを、根管内部に隙間なく緊密に詰めます。これらは、抗菌力が高く、体になじみが良い新しい薬剤です。
神経の保存でのMTAセメント
当院では、MTAセメントとして知られる特殊な歯科用セメントを使い、神経や血管を生きたまま保持しながら治療する、神経の保存(歯髄温存療法)にも、力を入れています。
「直接覆髄」は、露出した歯髄に、特定の薬剤を直接塗りつける手法です。主に使用される材料は「MTAセメント」であり、歯髄温存療法において、高い成功率が報告されています。状況によっては、一部の歯髄を取り除いたうえで、MTAセメントを使用する「部分断髄」という手法を採用することもあります。
「間接覆髄」は、深いむし歯が歯髄に近づいた状態で、むし歯を取り除いた後、特定の薬剤で歯髄を守る手法です。歯髄は非常に繊細な組織で、外見上は露出していなくても、微小な神経が露出している可能性があります。この治療法を用いることで、歯髄周辺の新しい歯質の形成が促されます。
メリットと、知っておきたいこと
✅ 当院のご案内するポイント
⚠️ 知っておきたいこと
「バイオセラミックなら治る」という誤解に注意
よくある誤解:充填材を変えれば、必ず改善する?
当院では、材料だけで、根管治療の結果が決まるとは考えていません。歯の内部の細菌を徹底的に除去するためには、CTでの診査診断、細菌から歯を守る隔壁の作成、ラバーダムシート、マイクロスコープを用いた治療、精密な被せ物など、治療全体の積み重ねが必要だと、ご案内しています。「歯を治すためにマイクロスコープとCTは必須で、それを扱える精密な治療技術と、正しい知識が必要」です。
どんな方に向いているか・費用について
当院の根管治療を、ご相談いただきたい方
当院での根管治療は、神経が死んでしまっている歯や、他院で治療したが治っていない(噛んだら痛い、痛みが引かないなど)歯に対して行っています。次のような方は、ご相談ください。
- 他院で治療をしたが、痛みが取れず、原因がわからないと言われた
- 治療が3か月間続いているけれど、治らない
- 膿を出しても再発する、症状が取れない
- 他院で、歯を抜かないといけないと言われた
- 神経を抜かなければいけないと言われたが、できれば保存したい(痛みが出ていても、神経が残る可能性は十分にあります)
当院には、他院で治療を断られた、提案された治療内容に疑問をお持ちの方のご相談も、受け付けています。保険診療では、制約のある治療しかできないため、治療の選択肢がどうしても縛られてしまい、抜歯にならざるを得ないことがあります。一方、自由診療では、使える薬剤や器材に制限がないため、院長の最大限の知識と経験、技術を駆使して治療します(個人差・症例差があります)。
費用について(当院の料金表)
| 項目 | 料金(税込) |
|---|---|
| 根管治療(前歯) | 11万円 |
| 根管治療(小臼歯) | 13.2万円 |
| 根管治療(大臼歯) | 14.3万円 |
| 歯髄温存療法 | 6.6万円 |
※標準的な費用を記載しています。患者様の症状により金額は変動します。別途、土台、被せ物の費用がかかります。
当院の根管治療は、診査・診断(CT撮影)のあと、治療内容、料金と期間についてご説明してから、治療を開始します。治療期間は、病状の重症度や個人差にもよりますが、1〜3ヶ月程度かかることが多いです。
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- CTとマイクロスコープによる診査・診断:CTを撮影することで、悪くなった原因を特定できます。根の太さやどのように曲がっているかなど、根の治療をするうえで必要な情報を得ます。
- 細菌から歯を守る処置:虫歯を徹底的に除去したうえで「隔壁」を作り、「ラバーダムシート」で唾液を完全にシャットダウンします。根管治療中は、うがいを禁止しています。
- 歯を残すことへの取り組み:「抜歯と言われた歯でも、保存できる可能性は十分にあります」。他院で歯を抜かないといけないと言われた方のご相談も、受け付けています。
- 神経の保存を最優先に:当院では、ほとんど神経を抜きません。「できるだけ歯髄を残すため、可能な限り抜髄しない」ことが、当院の根管治療の考え方です。
- 対症療法ではなく原因療法・全顎的(トータル)な視点:1本の歯だけでなく、お口をトータルで診て、トラブルの原因を追求し、本当に必要な治療を行います。
🏥 西阿知クォーツ歯科クリニック ご案内
〒710-0807 岡山県倉敷市西阿知町586-3 TEL:086-486-4182
診療時間:9:00〜12:00/13:30〜18:00(土曜の午後は13:00〜17:30) 休診日:木・日・祝日
アクセス:JR西阿知駅下車後、東へ徒歩15分(お車の場合は、JR西阿知駅から県道277号線を東方向へ2分)
お支払い:クレジットカード、デンタルローンがご利用いただけます
よくあるご質問
この記事のまとめ
根管治療・神経の保存について、まずはお気軽にご相談ください
「他院で抜歯と言われた」「治療しても症状が改善しない」「違和感が続いている」——そのようなお悩みをお持ちの方へ。岡山県倉敷市西阿知町の西阿知クォーツ歯科クリニックでは、原因から向き合う精密根管治療をご提案しています。
初診専用Web予約 📞 086-486-4182 🏥 根管治療のページ
院長 味村敏朗(みむら としろう)からのコメント
「原因療法を世の中のスタンダードにし、治療のやり直しをなくしていく」——そんな想いで2016年、岡山県倉敷市に『西阿知クォーツ歯科クリニック』を開院するに至りました。
私たちは、歯を保存することと、歯の神経を保存することに、命がけで取り組んでいます。